50代のサラリーマンから副業・起業を頑張っているのに、なかなか成果が出ない、上手くいかないというお話をよく聞きます。この動画では、なぜ、上手くいかないのか?その理由と、どうすれば上手くいくのかについてのヒントについて、代表的な原因を5つに絞ってお伝えします。
この記事を最後まで見ることで、50代からの副業・起業が上手くいかない『5つの原因』を理解することが出来ます。また、原因を理解することで、その対策を打つことが出来るようになります。また、短期的な収入ではなく、中長期的に安定した収入源を手にするには、どうすれば良いのかということについてもお伝えしていきますので、是非、最後まで聞いてくださいね。
50代になると、いくら仕事を頑張ったとしても、実施を上げたとしても、給料が上がらないどころか、年々減っていくのが実態だったりしますし、60歳を境にして、収入が半分以下になるということも、現実的に、起こり得ることだったりします。年金も決して十分とは言えない中、結婚が遅かったりして、一般的なライフプランと違った生き方をしていると、何かと、将来の経済的な不安はぬぐいきれないものがあります。
だから、少しでもいいから、給料とは別に、収入を得ておきたいという理由で、副業に取り組まれる方も多いだろうし、いっそのこと、早期退職などで、もらえるうちに退職金を確保しておいて、起業に取り組もうという考え方も十分にあると思います。また、会社が倒産したり、リストラにあって仕方なく、、という事例も、少なからずあるのではないでしょうか。
50代からの副業、起業を成功させるためには、稼ぐノウハウ以前の問題として、ビジネスそのものがどんなものなのかを理解するとともに、長年染み付いた「従業員マインド」を手放すことが必要不可欠です。私たちは、これを「サラリーマンデトックス」と呼んでいます。
今回は、この「サラリーマンデトックス」が進まないがために、50代から副業、起業を始めたけれど上手くいかない、というパターンの中でも、代表的な、5つのパターンに絞り込んで、その原因と対策をお伝えしていきます。
ここで「サラリーマンデトックス」という言葉を使ったのですが、私の造語です。実際のところ、サラリーマンを何十年もやっていると、会社の中でしか通用しないような考え方や思考のクセを、まるで常識だと言わんばかりに振り回してしまう、ということが往々にしてあります。実は、これが、会社の外で収入を得ようとする時に、本人は気づいていないのですが、とても大きな足かせになっていたりするんです。
でも、実際に、どんな場面で、どうすれば良いのか、サラリーマンデトックスと一言で言いくるめてもわかりませんよね。なので、よくあるパターンについてお話ししていきます。話を聞きながら、実際の自分の行動や思考のクセに照らし合わせてみることで、事前に、失敗のタネを取り除くことも可能かと思います。これから副業を始めようとする方にとっても、とても有益な情報になるはずですですので、途中でやめずに、最後まで聴いてくださいね。
もちろん、自分には当てはまらない、というパターンもあるかと思いますが、それはそれで、上手くいく要素を既に持っている訳ですから、安心して、最後まで読んでください。
では、はじめていきましょう。
50代からの副業、起業が上手くいかない原因、その一つ目は
「作業さえすれば収入が得られると考えている」というパターンです。
サラリーマンの場合は、確かに、会社に行って、指示された作業をすれば給料がもらえます。
それは、会社に、既に売れる仕組みが出来上がっていて、その仕組みを動かすための労働力として雇用されているからです。それに、あなたでなければならない仕事は、実は、ほとんど無いはずです。なぜなら、会社の業務というのは、「売れる仕組み」が既に出来上がっていて、それを回す作業をしているに過ぎないからなんです。
でも、副業したり、起業するということは、そもそもの「売れる仕組み」を作る、ということが必要になります。つまり、仕事の質というか、目的というか、そういうものが会社の中と外では、全然、違うということだったりします。
「売れる仕組み」を一から作るためには、誰の、どんな役に立つか、ということを考えて商品を作り、それを知ってもらい、購入に至る前のマーケティング活動をしていく必要があります。ただ、一度、「売れる仕組み」ができてしまえば、自分でやらなくても良くなったりします。自分以外の誰かに作業をしてもらって、仕組みを回して収益を上げていく。それが、他人を雇って会社を回していく、ということですよね。
私たちが、個人レベルで取り組んでいるマイクロビジネスでは、人を雇う代わりに、システムに働いてもらうのですが、「売れる仕組み」を作るということが、ビジネスを作る、というで、単に労働をすることではない、ということを、まずは理解していただければと思います。
50代からの副業、起業が上手くいかない原因、その二つ目は、良いとこ取りをしようとする、ということです。
モデリングと言って、上手く行っている人のやり方を真似ることは、ビジネスの世界では当たり前に行われています。学校では、カンニングは悪いこと、と教えられてきたのですが、ビジネスの世界では、カンニングはOKなんですね。むしろ、上手くカンニングできる人が、さらに上手くいくという世界でもあります。でも、どんなところをカンニングして真似ていけばいいのか、について、明確な基準を持っていますか?カンニングする、と言っても、何をどうすればいいのか、具体的な手順を理解できていますか?つまり、ビジネスを作っていく、という体験をするのは、サラリーマン出身の私たちにとってははじめてのこと。だから、実は、カンニングさえ、上手くはできないんです。
はじめて体験する知らない世界では、何が上手くいくのか、何が上手く行かないのか、どんな組み合わせはダメなのか、どんな組み合わせなら上手くいくのか、といった判断基準が、自分の中にはありません。サラリーマンの基準で、あるいは、社内で上手くやっていく基準で、良いとこ取りをしようとしても、上手くはいきません。ビジネスの世界での基準が分からないと、いくらカンニングをしても、上手くいくやり方に到達することはできないんです。でも、多くの人が、聞きかじったことを、適当に組み合わせて、上手く行かない、と悩んだりしています。
ビジネスの現場では、守破離の守が、とても重要です。指導を受けている人に言われたこと、指摘されたことを、素直にやってみることが必要なんです。私のビジネスのメンターである経営コンサルタントの中井隆栄先生からは「正しい方法、正しい順番、継続」が最も大切だと教わりました。実際、ビジネスをやり始めて10年目ですが、本当にその通りだな、と思います。自己流を積み重ねても、時間と労力を浪費するだけだからです。
やみくもに、何かにトライをしても、時間と経営資源を無駄にするだけです。特に、50代以降の人生では、時間が一番大切な人生のリソース。なので、適切な指導をしてもらえるスクールやコミュニティで、まずはビジネス人生の基礎を固めることが、最短で成功を手にするために重要な要素になります。
50代からの副業、起業が上手くいかない原因。三つ目は、何かに悩んでいることが多い、ということです。
実は、いくら悩んでも、答えは出てきません。なぜなら、人生にもビジネスにも正解が無いからです。会社の中であれば、上司の意向が正解に近い訳ですから、なんとか、上司の本音を聞き出すか、忖度しようとするわけですが、自分でビジネスをするということは、そもそも、上司がいない訳ですから、正解もありません。
正解がないことは悩んでも無駄です。だって、何をやっても、それが正解かどうかは判断できないから。なので、方法論を考えて、いくつかやってみて、自分なりの当たりを見つけていくしかない、というのが、たった一つの答えということになります。
よく、起業した方が良いでしょうか?と質問される方がいらっしゃいます。私の答えはいつも同じです。起業してみたいと思うのなら、売上が上がるところまで、一通りやってみることです。
確かに、ビジネスを自分でやるには、合う、合わないはあるかもしれない。でも、自由に生きるということは、自分で好きに決めて、好きにやってみる、ということでもあります。正解を探して悩んでいるようでは、決して自由にはなれません。もし、あなたが何かに悩んでいるのなら、まずは、自分で「決める」ことが出来ない、ということに気づくべきでしょう。そして「決める」ことを練習することが、とても大切です。「自信がない」という悩みも、実は根っこは同じです。そして、この悩みというのが、行動を妨げる一番の理由でもあります。
50代からの副業、起業が上手くいかない原因。4つ目の原因は、ゴールを明確にイメージしていないことです。もう少し収入が欲しいとか、良い暮らしがしたいとか、そういった漠然としたゴールは実現しないからです。
例えば、商品を作って売るためには、最低でも3つのステップが必要です。まず、商品を頭の中で明確にイメージする。つまり、現実に何を作るのかということを、頭の中で詳細に創造をするということ。そして、頭の中に出来た設計図に従って、それを、現実に作っていく。そして、現実に出来たものを売る、という3ステップです。全てのものは2度作られる、と言います。家を建てるのに設計図をひかない人はいないですよね。そもそも、二階建てにするのか、平家なのかによって、基礎から違う訳ですし、設計図がなければ、家を建てるための材料を集めることさえできません。
サラリーマン生活では、目の前の作業をする、ということに特化した働き方をしてきました。指示された作業の詳細は分かっていても、それが、ビジネスのどの部分で、どんな効果があるのか、ということを理解できないことも多かったはず。それでも、給料は貰えたのえ、深く考えることもしませんでした。なので、全体の設計をするということの重要性を、いつの間にか忘れてしまっているのかもしれません。ゴールを設定するということは、設計図を描くということと同じ意味です。設計図がなければ、とりあえず目の前の作業をしても仕方がありません。なぜなら、どんな効果があるのか、最終的に何を作ろうとしているのかがわからなければ、それが、自分の望む未来とつながっているかどうかさえ、分からないからです。
よく副業や起業を始めるのに、とりあえず、資格を取ります、とか、とりあえずブログを書きます、とか言う人がいるのですが、それでは、無駄な時間ばかりを浪費することになりかねません。何のために、その作業をするのか?それを決めるものが、最初の描くビジネスの設計図ですし、その前に、どう生きるのかという、これからの人生の設計図が必要なのでは無いでしょうか?そして、何が必要なのかを明確にする。必要なもののために、作業に集中する。これが出来て始めて、上手くいっている、と言えるのでは無いでしょうか?「とりあえず」と言うのは居酒屋さんだけにして、まずは、「とりあえず」の作業から抜け出すこと。これは、とても重要なポイントになります。
50代からの副業、起業が上手くいかない原因。その5つ目は、自分に適切なビジネスモデルを選択していない、と言うことです。
実は、私もここで失敗したのですが、とりあえず手っ取り早く収入を得る方法を探した結果、物販や転売ビジネスをやりました。確かに手を動かした分、お金は稼げるのですが、50代の体には、結構、きつい仕事でした。それに、手を止めると収入が減る、と言うプレッシャーもあって、休みが取れないんですよね。ついつい、無理をしてでも、食事や睡眠の時間を削ってでも、作業をしようとしてしまう。結局、私の場合は、身体を壊して入院するところまで行ってしまいました。
若いうちなら良いのですが、50代以降では、収入が労働量にそのまま比例するようなビジネスモデルは、あまりお勧めできません。だって、55歳を過ぎれば、体力も気力も、確実に衰えていくのが自分にもわかるからです。
私は不労所得という言葉は嫌いです。働かないのではなく、ビジネスを作る作業に、自分の時間と労力を投資していく。その結果として、他の人を雇ったり、作業をシステムに任せることで、自分が働く時間を減らしていく。つまり、50代だからこそ、労働者ではなく、自分がビジネスのオーナーになっていくビジネスモデルを選択するべきなのではないでしょうか?
ちなみに、時間と労力をそのまま収入に変えるビジネスモデルの典型が、サラリーマンです。私は、この働き方を、時間と労力を消費するビジネスモデルと定義しています。逆に、時間と労力を蓄積できるビジネスモデルとなるのが、作家とか、映画とかのコンテンツを作るビジネスモデルです。私は、宇宙戦艦ヤマトやファーストガンダムをリアルタイムで見ていた世代なのですが、アニメの映画化とか、すごいですよね。原作の漫画が売れたら、TVでアニメ化され、それが映画になり、関連グッズが売れて、DVDやストリーミング配信などでも収入が生まれます。でも、原作者は、最初に時間と労力を投資しているだけ、ですよね。もちろん、売れない作品もあるのでしょうけれど、そもそも、イチローでさえ打率は3割。7割も失敗する打者が超一流なのですから、私たちが最初から成功するはずもありません。なので、最初から10回トライするつもりでいれば、想定の範囲内と言えるかもしれません。
重要なことなので、繰り返しておきますね。
年齢を重ねていけばいくほど、時間と労力を、ただ、消費していくビジネスモデルから抜け出すことが必要です。そして、時間と労力を投資し、蓄積していくビジネスモデルを選んで、自分なりのビジネスを構築することが重要です。そうすることで、不労所得ではありませんが、非常にローメンテナンスで、安定的な収入が得られるようになります。小さくてもいいので、一つ、そう言うビジネスを育てられたら、空いた時間で次のビジネスを作ることが可能ですし、収益が出るビジネスを積み重ねていくことで、本当の意味で、やりたいことをし続ける、充実した人生を送ることが可能になります。もちろん、ハズレもあります。全部が当たるはずもない。ただ、ハズレは、改善していけば、大当たりにはならなくても、それなりの当たりにすることは可能です。これが、私たちが実践しているマイクロビジネスを積み重ねていく、という考え方の基本です。
長期的で、かつ、安定的な収入を作るには、今すぐ、お金になることにばかり、目を向けるのではなく、長期に安定した収入源を積み重ねていくための、金の卵を産むニワトリになるビジネスを作り、育てていくことが大切です。そして、金の卵を産むニワトリを育てるための時間と労力をかけること、すなわち、時間と労力を投資することが、50代から副業、起業を成功させるために、最も重要なことではないでしょうか。
ユニクロを世界的な企業に育てた柳井氏は、著書「一勝九敗」のなかで、こんな話をされています。柳井さんでも、成功よりも失敗の方が多かったけれど、失敗を糧にして、さらに成長することが出来たんだ、と。つまり、失敗は、ただのフィードバックであって、練習をしたに過ぎません。そもそも、練習をしないと上手くはならないのは、どんなことだって一緒ですよね。そして、最後まであきらめずに、練習を積み重ねながら、上手く方法を見つけ出すことで、ビジネスはうまく回るようになる、ということなのかもしれません。
今回は、50代からの副業、起業が上手くいかない5つの原因、についてお伝えしました。
一つ目は、作業さえすれば収入が得られると考えていること。
二つ目は、良いとこ取りをしようとすること。
三つ目は、何かに悩んでいることが多いと言うこと。
四つ目は、ゴールを明確にイメージしていないこと。
五つ目は、自分に適切なビジネスモデルを選択していないこと。
まずは、原因となっている自分自身の事象を自分で確認をした上で、対策をしていってくださいね。
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