こんにちは、竹岡佳信です。
会社を辞めたい、『卒サラ』して別のキャリアを歩みたいと考えている方の多くが、一体、どうすれば実現できるのかがイメージすることさえ出来ずに、悶々とされているのではないでしょうか?
まずは、この最初のステージにいらっしゃる方の特徴を書いてみます。
“サラリーマンを卒業して、自分の知識・経験・スキル・特性を活かしたビジネスで家族を養っていくと決めたが、給料以外の方法で収入を得た経験はない。ビジネスをゼロから構築するプロセスさえわかれば、家族との時間を大切にしながら、自分にも年収1,000万のビジネスができると信じている。”
もし、あなたが、次のいずれかに該当するのであれば、
『STAGE1:設計図を描く』からスタートしてください。
・会社人生の未来に希望が見えない
・会社の外の世界に目を向けたいが時間がない
・大切な家族との時間が取れない
・親の介護が負担になってきて余裕が全くない
・手っ取り早く副収入源となるものを探している
・給料と同額稼げるようになったら会社を辞めようと思っている
・給料以外の方法で「収入」を得たことはない
・起業に興味はあるが、どうすれば成功できるかわからない
・会社を辞めたとしても1年ぐらい生活できる資金は準備できる
・自分にも「起業できる」という漠然とした自信はある
このステージにいる方の特徴は、
「意気込みはあるけれども、具体的な行動するまでには至っていない」
という状態です。
つまり、
(1)新しい世界に踏み出そうとする意気込みはあるが、具体的に何をすればいいかわからないので有効な行動が出来ていない。
(2)何もかもが必要に見えてしまって、やたらとノウハウを買い込んだり、あらゆるセミナーに参加しなければと考えてしまう。
(3)常に消化不良なのに「自分は足りていない」という不安と焦りから、ネットに流れてくる「新しい情報」に流されてしまう。
という状態です。
『STAGE1:設計図を描く』では、あなた自身の現状を把握し、会社のためではない『自分のための時間』を確保し、方向性を定めることで、必要な情報だけにアクセスし、自分の人生をより良くするために有効な行動に集中することが必要です。
(1)自分の時間を作り、自分自身の『現状』や『強み』を客観的に把握すると共に、仮決めでも良いので、実現したい「未来」を明確に定める。
(2)新しい世界で生きている人と実際に会って、知らない世界の生の情報に触れ、自分自身の「未来」を具体的に想像し、できるだけの情報を収集する。
(3)現状の自分に必要な『正しい方法』と『正しい順番』を示唆してくれる指導者又はバイブル的な教材を手にする。
このステージをクリア出来ていないのに、いきなり「Web集客」や「プロダクトローンチ」などのプロモーションを学んでも役には立ちません。
商品の並んでいないお店にお客さんが来たとしても、何もせずに素通りしていくだけだからです。
まずは、あなたが『STAGE1:設計図を描く』がクリアできているかどうかを、次の『サクセスパス』でチェックしてみてください。
全部に『YES』と答えられたら、次のステージ『STAGE2:商品を創る』に進んでください。
いかがでしたか?
実は、私も、このステージ1をクリアするのに3年近くを費やしてしまいました。
私は49歳から、ダブルワークで起業活動を開始し、52歳で『卒サラ』して八ヶ岳に家族で移住したのですが、このステージでの紆余曲折が、一番、遠回りだったし、資金的にも随分と無駄な支出を重ねました。
一度も開いていない高額教材、サイトにアクセスさえしなかった動画教材、シールされたままのDVDなどが、数百万円分あります。
それに、サラリーマンを20年以上も続けていると、なかなか、起業家のマインドに切り替えることが難しいんですよね。会社の常識は「起業」では通用しない、と分かるまでに、相当の時間がかかりました。
でも、逆に、自分がしてきた経験、積み重ねてきた知識やスキル、自分には当たり前に出来ることが人の役に立って対価をいただけるということも、この試行錯誤の中で得られた、貴重な気づきでした。
終身雇用制が崩れ、大企業でも倒産やリストラが当たり前になる時代、余計な回り道をしたり、使いもしない教材やセミナーに、大切な資金を浪費してしまう方が一人でも少なくなるように、この「サクセスパス」をお伝えしています。
『給料と同じ金額を稼げたら会社を辞める』と考える方は、とても多い。
でも、その収入が、会社に勤務する以上に時間と労力が必要だったり、一時的な流行りが終わると収入が得られなくなったとしたら、どうしますか?
ビジネスで安定的に持続可能な収入を得るためには、最初から、しっかりとした事業基盤を築いていくプロセスが必要です。
このステージをクリアするために必要なノウハウは、こちらです。
今回お伝えするノウハウはこちら
(1) 知識・経験・スキルなど『強み』を明確にしている?
とりあえず会社とは別の収入源が得られれば、会社を辞めることができる。
そう考えてはいませんか?
でも、よくよく考えてみてください。朝から晩まで、今の会社と同じだけの時間働かないと、同じ収入が得られないのだとしたら、有給休暇があるだけ会社にいた方がマシなんです。
手っ取り早く、収入を得ようとするアプローチには、必ず近いうちに限界が来ます。私だけではなく、私と同じような考え方で起業活動を開始した人のほとんどが、このワナにハマりました。
『持続可能な収入源』を創るためには、できるだけ労働時間を短くして自分の価値を上げていくこと、そして、自分が一生続けてもいい、と本気で思えることをビジネスにしていくことが必要です。
それには、自分が過去に学んできた『知識』、やってきた『経験』、身につけてきた『スキル』を活用することが、最初の収入源を作り上げるのに最も近道であると共に、比較的容易に長期間続けていくことができます。
つまりそれに取り組みことが、『持続可能な収入源』を作り上げることになります。
ちなみに、私は、自分が学び実践してきたビジネスの『知識』と『経験』を、長年会社で培ってきた人を指導する『スキル』と組合せてビジネスを構築し、八ヶ岳へ家族で移住して「月5日間だけ働く」という生活を設計し、実現していました。
これなら、まだ幼い子供達と過ごす時間もたっぷり取ることができます。
<アクションステップ>
・「自分史」を書く
・過去の知識・経験・スキルを棚卸ししてリストにする
・『才能』を見つける質問に答える
・理想のライフスタイルを明確に書き出す
・そのライフスタイルを実現するワークスタイルを設計する
(2) 自分の『ビジネステーマ』が決まっている?
自分がいくら優れた『知識』や『経験』『スキル』を持っていたとしても、それを必要とする人がいなければ、ビジネスにはなりません。
自分の『知識』『経験』『スキル』を活かして、『どんなことが出来るのか?』ということは、容易に発想出来るので、多くの人は『売りたいもの』を先に考えてしまいます。でも、実際のビジネスは、あくまでお客さんが必要なもの、欲しいものしか売れません。
ですので、『どんなことが出來るのか?』と同時に、それは『どんな人』に役に立つのか、ということを考える必要があります。
多くの方は、自分が知っている範囲の組み合わせでしか物事を考えません。
なので、一つのテーマが見つかると、なんとかそれを売ろうとします。
でも、そのアプローチは遠回りになりがちです。なぜなら、お客さんのニーズを作ることから始めなければならないから。
ビジネスをスムースに始めたい、と思うのなら、既にそこにある『お客さん』が解決したいこと、実現したいことを調べて、それに対して、自分の『知識』『経験』『スキル』がどう役に立つのか、という『順番』で発想してみてください。
そして、100個以上、いろんな組み合わせのアイデアを出してから、優先順位をつけて、順番に試していくようにしてくださいね。
<アクションステップ>
・誰に、どうやって、どうなってもらうか、を明文化する
・ビジネスのテーマを決める
・『理想のお客さん』を詳細に描写する
(3) ニッチなポジショニングが定まっている?
『ニッチを探せ』ということを聞いたことがありますか?
ニッチとは「隙間」という意味何ですが、ビジネスの世界では、大企業がターゲットにしないような小さな市場や、潜在的にはニーズはあるが、まだビジネスの対象とはならないだろうと思われている分野のことを意味しています。
私たちのビジネスは中小企業のレベルにも達しない零細ビジネスです。つまり、スモールビジネスにも満たない『マイクロビジネス』と呼ばれるべきものだと私は考えています。
大企業はもちろん、スモールビジネスのレベルでさえ、人やモノなどの経営資源を投入しても「収益が低い」との理由から手を出さない分野でも、私たちの『知識』『経験』『スキル』が役に立つ分野が必ず存在しています。
それが、私たち『マイクロビジネス』が参入すべき『ニッチ』であり、そこに確固たるポジションを取ることができれば、そのニッチのガリバーになることが可能です。
私たちが取り組むべきことは、そういう可能性を持つ『ニッチ』を探し出すこと。
それは、自分の『知識』『経験』『スキル』を客観的に把握すると共に、自分のお客さんになり得る人が、何を考え、何に悩み、何を欲しいのかを、常に考え続けることでのみ可能になります。
<アクションプラン>
・お客さんの「悩み」「望み」を100個以上書き出す
・他の人がビジネスをしているかどうかを確認する
・自分が『選ばれる理由』を20個以上書き出す
(4) 競合リサーチを完了している?
自分のビジネステーマが概ね決まってきたら、そのテーマで、既にビジネスをしている方がいるかどうか、を必ず確認するようにしてください。
誰もビジネスをしていない、という場合は、ブルーオーシャン市場を見つけた!と大喜びするのではなく、その市場は自分のビジネスに適さないかもしれない、という風に考えた方が良いかもしれません。
なぜなら、これだけインターネットで様々な情報が手に入る時代に、誰も思いつかないビジネスの分野がある、なんてことは、ほぼ考えられないからです。
それは、誰かが参入して、既に撤退した分野かもしれない。
昔、住んでいた街に、半年毎に新装開店するラーメン屋がありました。
看板が変わって、新装開店のチラシが配られ、1ヶ月ほどは人が入るのですが、やがてお客さんが減り、カレーをはじめました、とかいうノボリが立ち、しばらくすると閉店と書かれた張り紙が出る。
このサイクルが、何度も繰り返されていました。
つまり、居抜きでラーメン屋を始めるハードルは低いけれど、店を繁盛させるのは難しい立地なのかもしれません。
言い換えれば、何人もの人が参入して、既に撤退した分野、と言えるかもしれない。
誰かがビジネスをしている所には、必ず市場があります。
継続的に広告が出ている市場は、継続的に広告が出せるだけのビジネスが回っているということに他なりません。
私たちが、まず立ち上げようとしているのは『マイクロビジネス』です。
競合他社のオコボレであったとしても、それが食っていけるだけのボリュームがあれば、まずは、その市場に参入してみるのも『戦略』の一つではないでしょうか?
<アクションステップ>
・競合するであろう『他社』を20個リスト化する
・『競合分析シート』の項目をできる限り全部埋める
・自分のビジネスの立ち位置(ポジショニング)を明確に言語化する
(5) お客さんに刺さるプロフィールを書き終えている?
どんなビジネスをするにしても、お客さんに商品を買っていただくためには、お客さんに『自分がどんな人なのか』を認知してもらわなければなりません。
医者が白衣を着ているのは、医者であることを一目で認知してもらうためです。
警官が制服を着ているのは、パトカーに乗っているのは、警察であることを一目でわからせるためです。
では、あなたは、あなたのお客さんに、『どんな人』として覚えてもらいたいですか?
何の専門家として、お客さんに認知してもらいたいですか?
そして、
なぜ、その専門家としてお客さんの役に立つ活動ができるのか?
がわからなければ、お客さんは、あなたの商品を買うことは絶対にありません。
だって、得体の知れない怪しい人から、モノは買いませんよね。
お客さんは、お客さんのことを本当に理解してくれている人に、悩みを相談し、望みを開示し、お金を支払ってでも自分の人生をより良くする手助けをして欲しい、と考えます。
だからこそ、お客さんが自分の『どんなこと』に興味を持ってくれるのか、信頼を寄せてくれるのか、をよくよく考えて、プロフィールにまとめておくことが必要です。
<アクションプラン>
・『理想のお客さん』が興味を持ってくれるポイントを書き出す
・「自分史」から興味を持ってくれるストーリーを抜き出す
・「キラーストーリーフォーミュラー」に沿ってプロフィールを作る
(6) 情報発信を開始している?
どんなに良い知識を持っていても、
どんなに役に立つスキルを持っていても、
あなたがそれを持っていることをお客さんが知らなければ、お客さんがあなたの商品を買うことはありません。
一方で、知らない人に、自分のことや、自分の考えていることを話したり、まして商品の紹介をするということに、慣れない人が圧倒的に多いのも事実です。
ですので、まずは『情報発信』をしてみることを始めてください。
情報発信の『練習』をしてみる、という感覚で構いません。ブログを一生懸命書いたとしても最初のうちは、見るのは自分かせいぜい身内しかいません。
でも、一般公開されている場所に『情報発信』をした、という事実が大切です。その状況に慣れていくことが必要です。
そして、自分だけの『理想のお客さん』に向かって、プロとしてアドバイスをしてあげてください。相手が現実的に見えていなくても、自信を持って書いたメッセージは、必ず伝わって、いずれ現実のお客さんとして来てくれるようになります。
<アクションスステップ>
・無料ブログを設定する
・「理想のお客さん」に向けたメッセージを記事にする
・プロとしてアドバイスする内容を記事にする
上記のアクションマニュアルを完遂しましたか?
まだまだ、初歩的な段階ですが、一つずつ行動して完了させていくことで、『幸せな卒サラ』ビジネス構築が形になっていきます。
ここで大切なことは、紙に書き出すこと
言葉にすることで、自分が考えていることを、自分の頭から外へ出して客観的に見ることが出来るようになります。
頭の中でだけ考えていても、現実は何も変わりません。
頭から外へ出して、言葉にして、誰かに伝えてみることが、すべての始まりになります。
それでは、次のステージ『STAGE2:商品を創る』に進みましょう。
実際にコンテンツや商品を作り込んでいくステージです。