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竹岡佳信 公式ブログ

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起業

【動画】50代サラリーマンが「転職?副業?独立起業?」を選ぶ基準

2020年12月9日 By 竹岡佳信

こんにちは、竹岡佳信です

私は30年間のサラリーマン生活の後、サラリーマンを卒業して独立起業しました。独立当初は、毎月どんどん減っていく銀行口座の数字を見るのが嫌で、どうしよう、と頭を抱えた事もありましたが、おかげさまで、今ではサラリーマン時代では考えられなかった生活を維持させていただいています。もちろん、浪費ざんまいのセレブ生活をしているわけではありませんが、八ヶ岳と東京の二地域居住を実現し、3人の子育てをしながら、時間と場所にとらわれないライフスタイルを実現することが出来ています。

 

サラリーマン時代に17年間、管理職、経営職を経験してきましたが、多くの人を観察してきた経験と、実際に50代になってから独立起業した経験から、サラリーマンのまま会社にしがみついた方が良い方、会社よりも独立起業に向いている方、副業を上手くやっていけそうな方が、どんな傾向にあるのか、が何となくわかってきました。今日は、人生の選択とも言える「働き方」を選ぶ基準について、タイプ別にお話ししていこうと思います。

 

まず最初のタイプは、会社員として優秀で、そのまま会社にいた方が良いというタイプ。これは、会社の中の業務の流れをよく理解し、自分がその全体の流れの中で何をすれば、組織全体が、より良く回っていくか、を考えることができるタイプ。言ってみれば、組織人タイプと呼べるかもしれません。簡単に言えば、既に出来上がっている仕組みに対して、改善を加えることが上手にできるタイプです。当然、上司に何か言われても、組織全体、業務全体を考えた上で、もっと良くなりそうなことを提案したりするので、上司からも頼りにされます。また、全体の流れをよく理解しているので、部下に対しても、的確なアドバイスをすることが出来ます。つまり、部下からも頼りにされる人になるわけです。なので、普通であれば、組織内で、それなりのポジションに昇進しているはずなのですが、会社組織というのは、40代位から先の昇進は、自分の上司だった人が、さらに昇進していないと上へ上がっていけないという、何とも言えず理不尽な仕組みがあったりします。なので、ある一定以上に上がるためには、自分の力だけでは、どうにもならないところがある訳です。だから、このタイプなのに、ポジションに恵まれていない人は、ある意味、会社生活では不幸だった人なのかもしれません。

このタイプの人は、業務の流れをよく知っているし、何をどうすれば、組織がどう反応するのか、ということにも精通しているはずです。ただ、自分一人で何かを始めるには、勘と度胸が足りない部分があるはず。なので、会社の中、組織の中にいたまま、自由な時間を作って、人生を楽しむ方が、幸せな人生を歩めるかもしれません。もし、転職をするのなら、自分をよく知ってくれている人の紹介なら、検討を進めるのも良いかもしれませんが、みずから転職エージェントなどを頼りに転職活動をするのは、もしかすると、良い結果に繋がらない可能性があります。なぜなら、転職先の組織の動き方は、これまで属してきた組織の動き方と、全然違う可能性が高いし、そうなると、組織内で上手くやってこれた経験も生きないし、何より、もっとできるはずなのでに、ここをこうすれば動くはずなのに、上手くいかない、ということの繰り返しが起きるわけで、自信を無くしたり、転職先の上司から、期待外れだった、という評価を受けることになりかねないからです。それって、さらに不幸になるスパイラルに入る可能性がある、ということですよね。

逆に、現在の会社の業務を適当にこなしていても、成果をあげることはできるはずなので、自分の自由になる時間を作ることは、比較的、簡単にできるはずです。ですので、その時間を使って、自分の得意なこと、大好きなことに取り組み、その中から、自分のビジネスになる種を見つけて育てていく、というアプローチの方が、結果的には大きな木が育つ可能性があります。

大切なことは、目先の収入にとらわれないこと。特に、収入を増やしたいからと、労働集約型の副業を始めるなんてことは、絶対にやめたほうが良い。なぜなら、自分の能力を活かせないから。それに、そもそも、このタイプの人は、労働時間を増やすことには抵抗があるはず。だって、改善というのは、効率化したいからこそ取り組めるのであって、改善が得意な人というのは、基本的にはめんどくさがり屋だったりするからです。

あと、もし、長年の付き合いがある信頼できる起業家から、組織を大きくしていくための仕組み作りを手伝って欲しい、なんていうお誘いがあったら、乗ってもいいかもしれません。まぁ、ずっと会社の中の世界にいると、そんな人脈も、なかなかないのが普通だったりしますが。。

 

次のタイプは、会社で上手くやっていくのも苦手だけど、独立起業するのもリスクが高い、というタイプ。このタイプの人は、自分がやっている業務にプライドを持っていたりします。いわゆる職人のようなタイプですね。会社の中で、自分は専門家だと思って仕事に取り組んでいたりします。それはそれで、素晴らしいことなのですが、それは、あくまで、その会社でしか通用しないこと。会社の外の世界で、◯◯の専門家です、と名乗っても、ニッチすぎて市場がなかったりします。それに、現在のように時代が大きく変わりつつあって、会社の存続が危うくなるような状況においては、会社の都合で配置転換がしにくい人材として扱われたり、実際、配置転換されても、私は◯◯の専門家なので、この仕事は合いません、と宣言したりするので、リストラの対象になりやすいというリスクもあります。プライドだけで生きていけるほど、会社の外の世界は甘くはありません。でも逆に、◯◯の専門家を求めている会社があれば、転職は上手く行く可能性があります。なぜなら、これからの時代は、特定のスキル、業務経験がある人を、即戦力として求める企業が多くなるから。だからこそ、自分が実は何ができるのか、何が得意なのか、を知り、自分を高く売るためには、どんな市場で自分を売ればいいのか、ということを常に考えておくことが必要な時代になったということかもしれません。自分を客観的に評価すること。それは、今の会社や、今の上司の基準ではなく、自分が働く可能性のある労働市場での自分の価値を知っておく、ということです。そういう意味でも、会社の中の世界だけではなく、会社の外の世界を、興味を持って調べていく、情報収集と、その評価をしていく、という活動が必須と言えるでしょう。ただ、専門職として生きていくわけですから、あくまで職人です。市場という視点は、なかなか持てないかもしれません。だとしたら、まずやるべきことは、専門性を磨くために資格をとることや、具体的な転職の情報を集めて、ここは給料が低いとか、福利厚生がない、とかブラックかもしれない、とか、そういったことに時間を費やすのではなく、自分自身について分析したり、評価する基準を調べたり、他の人と比べることで自分の価値を知ることに、時間と労力を使うことが先なのかもしれません。

 

最後に、会社員よりも起業をした方が良いタイプ。これは、上司からの指示に従うのが苦手で、つい、自己流で何事もやろうとしてしまう人。やり方を指示されても、それを守らないので、能力をすごくあったとしても、会社の中では、あまり評価をされず、会社員を続けていくことが、そもそも難しいというタイプです。こういう人は、会社のやり方そのものを批判して、抜本的に改革をやろう、などと言い出して、組織から浮いてしまうことがあります。会社というのは、そもそもが、業務を回していれば、それなりに利益が出る仕組みが出来上がっています。なので、その仕組みの一部を、改善してみる、というチャレンジは良いのですが、抜本的に変えてしまったら、これまで利益を見込むことが出来たのに、利益どころか、支出ばかりが増えて大赤字に転落ということになりかねません。でも、そのチャレンジをしないことが、腹立たしいと感じてしまうのですから、そもそも、他人が作った組織や仕組みに満足できない、いわゆる起業家タイプだということができます。

このタイプは、能力はとても高いし、多くの場合、上司が指示するやり方よりも、良い方法が見えていたりするので、上司をバカにしていたりします。また、年下の上司から指示をされること自体、プライドが許さないとかいう感じになりやすいので、ますます会社に行きたくない無くなったりします。こういう人は、早期退職募集とかは大チャンスなので、さっさと会社を卒業して起業する方向に進む方が、成果が出やすいかもしれません。

ただ、気をつけなければならないことがあります。それは、長年、ふてくされていたり、手順をそのまま実行することを馬鹿にする傾向が、体全体に染み付いていたりします。なので、自分の能力を過大評価していることも多いんですよね。

 

会社の中の世界の常識は、会社の外の世界では通用しません。つまり、これまでの長年の経験や、業務の中でつちかってきた自分なりのやり方というのは、基本、通用しません。会社の外へ出て、初めて何かをやる場合には、できれば、自分が「この人なら」と思える人にメンターになってもらうか、弟子入りさせてもらって、まずは、上手くいっている人を真似る。いわゆる、モデリングをすることをお勧めします。いわゆる、守破離の守を徹底的にやることが大切です。

私も、実はこのタイプに近かったのですが、最初に起業活動を始めた頃は、サラリーマン感覚で、いくつか可能性のあるものを手がけていれば、どれか当たるだろう、的に考えて、6つのことを同時に進めようとしていたことがあります。当然、どれも上手くいきません。そんな悩みを後にメンターになってもらった経営コンサルタントの中井隆栄先生に相談したところ、「たけちゃん、そんなことしてるから、上手くいかへんのや」と一笑に付されました。あ、京都の方なので、柔らかな関西弁なんです。そこで、教えてもらったこと、それは、起業は一点突破。成功したければ、一つのことに絞り込んで、集中することが大切だ、ということでした。

初めて経験する新しい世界で、どうすればいいのか、全く経験がないところで、自己流はまるで通用しない。なるほど、と思いました。それで、すぐに、当時手がけていた6つのことを、全部やめ、半年間、無収入で準備をして、今のビジネス、つまり経営コンサルタントに絞り込んで活動をしたところ、色んな人に助けてもらいながら、事業開始から9ヶ月目には売上が1000万円を超えることが出来ました。

 

さて、会社の中が最適という組織人タイプ、会社の中の職人タイプ、会社におさまり切らない起業家タイプという3つのタイプについてお話をしてきました。果たして、あなたは、どのタイプに近いと思いますか?

 

私がどのタイプだったか、というと、基本は3つめの、ゼロから何かを作るのが好きな起業家タイプだったのかもしれません。ただ、器用に最初のタイプ、つまり、組織の全体像を把握した上で求められる答えを出すことも出来たので、上手く組織でもやっていけたのかもしれません。でも、50歳という年齢に達しようというとき、このままの人生で本当に良いのか、と自分に問いかけた結果、会社を卒業することを選択しました。実際、その選択をしてよかった、と思います。

自分の時間を自分の思うように使って、会社の犠牲になりがちな家族との時間を大切にも出来ました。そもそも、この八ヶ岳に移住したのも、まだ幼かった子供たちを、1日中、森の中で遊ばせてくれる幼稚園に通わせたかったからでした。そして、会社を辞めた本当の理由は、組織人として毎日同じ生活をすることに飽きた、とか会社の中の専門家として生きていくことに不安を感じたとか、起業家として何かを作り出したかったから、とか、そう言ったことよりも、会社の近くという条件で決めてきた、住む場所の自由を取り戻し、自分と家族の人生にとって、その時々に応じた最適な選択をできるように、自分の人生のコントロールを自分の手に取り戻すため、だったように思います。

 

会社は、あくまで、収入を得るために働きに行くところ、ではないでしょうか?会社に自分の一生を捧げることが素晴らしいことだ、という時代は、とうの昔に過ぎ去っています。自分の人生をどう生きるのか、それを決めた上で、現在の会社員という立場をどう活用するのか、を考えていく。リストラの対象になったりして、会社員として生きていけなくなる可能性があるのなら、焦らず、少しだけでいいから、時間をきちんととって、ゼロベースで人生の設計をやり直してみる。あなたの人生に本当に必要なことは、そう言った、自分と向き合う時間、なのではないでしょうか?

 

もし、あなたが、50歳という人生の折り返し点の近くにいるのなら、そして、このままの人生で良いのだろうか、という疑問を抱いているのなら、また、サラリーマンとしての仕事に、やりがいを感じることができないでいるのなら、あるいは、将来の収入や、安定的な生活に不安を感じているのなら、そして、自分の人生をふりかえった時、何もしてこなかったことに、愕然としているのなら、今、この時こそが、あなたの「生き方」そのものを変える、ベストなタイミングなのかもしれません。サラリーマンを続けることも、サラリーマンを卒業することも、全ては自分で選択できることです。ただ、新しいチャレンジには、どうなるかわからない、という不安もありますし、初めてのことに自信が持てないのも当たり前のこと。ただ、あなたが、その一生を終える時、チャンスがあったのに、別の生き方にチャレンジしなかったことを、本当に後悔しないかどうか。それは、考えてみても良いのかもしれません。

【動画】54歳サラリーマンが人生で捨てるべきもの(卒サラして収入を上げる)

2020年9月17日 By 竹岡佳信

今日の動画では
・老後や将来的な不安をなくしたい
・自由な生活スタイルを実現したい
・もっと人生の難易度を下げたい
という方に向けて有益な情報をお伝えしていきます。

サラリーマン卒業なんか、まだまだ先のこと、と言う方にも、今からやっておいた方がいいことをお伝えしていますので、最後までご覧いただければと思います。

 

本題に入る前に、自分自身のサラリーマンを卒業するときの経験についてお話ししたいと思います。

私は49歳の時に、会社を卒業すると決めて「卒サラ」に必要な「行動」を開始しました。行動って何だよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に、会社の外で人と会ったり、会社の仕事以外のことで、お金を得られる方法を模索していったと言うことです。

具体的には、とにかく給料の代わりになる収入源が必要だ、ということで、株式投資やFXのセミナーに行ったり、20代、30代の方ばかりの起業塾に入って、初めて給料以外の方法でお金を稼ぐということにチャレンジしてみたわけですが、正直言って、なかなか成果を出せなかったんです。

今から振り返ると、当時の自分の足りなかった部分がよくわかるのですが、成果が出ない本当の原因は、会社の中でしか通用しない思考回路のまま、ビジネスをやろうとしていた、ことが一番の問題点だったんです。でも、当時は訳も分からず、もっと別の、誰でも、簡単に、短期間で稼げるノウハウがあるはずだ、とか、そもそも知識が足りていないんだ、ということで、色んな教材を買ったり、手当たり次第に「稼ぐ系のセミナー」に行く、なんてことをしていました。

でも、結局、52歳までの3年間、安定して稼ぐことができませんでした。

月収で100万いく月もあるけど、そうすると朝から晩まで、ずっと作業、作業になって時間的にも精神的にも全く余裕がない生活になりました。休めないんですね。休んだら、その分、収入が下がるから。もちろん、ビジネスに有給休暇なんてものはありません。動けなくなったら、家族を養えなくなる。まぁ、これ自体はサラリーマンも同じなんですが、そのプレッシャーがすごくて、結局、体調を崩して入院するところまで行ってしまいました。

集中治療室で身体にいくつもチューブを繋がれて、ピッ、ピッ、と規則的な音を立てる機械に囲まれて、自分ではベットから動けない状態で寝かされて、、なんか、ドラマみたいだなぁ、と妙に冷静な気持ちになりました。それで、病院の白い天井を見上げながら考えたんですね。

こんなことをしたいために、サラリーマンを卒業することを目指したのか?これが自分の理想の生活だったのか?って。。

そんなはず、ないですよね。

それで、退院した次の日に、これまでやっていたモノを全部手放すことにしました。当時、カメラの転売をやっていたのですが、全部やめて、在庫も仕入れ値以下で友人に引き取ってもらって、家族以外、何もかも捨てた感じになりました。それで、今やっている、この経営コンサルの原型になる仕事を始めたんです。大切なことは、ノウハウじゃなく、稼げる自分になることだ、と言うことを伝えることを仕事にしたんです。

 

この試行錯誤の3年間で、本当に色んなことを学びました。

最も大きかったのが、人生で捨てるべき「思考のクセ」です。簡単にいうと、成果の上がらない考え方、というか、サラリーマンの世界では通用したんだけど、会社の外の世界では通用しない、というか害になるモノが、たくさんあったんです。

例えば、その最たるものが「中途半端なプライド」だったりします。

困ったことがあったり、知らないことがあったりしても、妙なプライドが邪魔をして、他人に何かを頼んだり、気軽に尋ねたりといったことが、出来ないんです。或いは、未経験の分野なのに、自分独自のやり方を考えて押し通そうとしたり、ノウハウを学んでも、勝手に、これまでの知識と組み合わせて、良いとこ取りをしようとしたり、、、これ、全部、役に立ちません。というか、マイナスに働きます。

なので、今回は、ただ、会社を辞めた、ということではなく、サラリーマンから、本当の意味で卒業する過程で、卒サラの実体験から学んだことをシェアしていきたいと思います。

 

さて、54歳からというか、20年以上、会社生活をしてきた方の人生で捨てるべきモノ。5つあります。

それは、

・プライド
・許可
・安定
・楽しくないこと
・しがらみ

では、順番にいきましょう

 

一つ目は、プライドです。

自分の例をあげると、何かを自慢したりすることもないし、プライドが高いと自覚していた訳では決してないのですが、実際には、結構、プライドが高かったようです。それなりの大学を出て、それなりの企業で部長職までやっていたので、知らず知らずのうちに、つまらない、役にたたないプライドが高くなってしまっていたのかもしれません。

プライドが高いことは、必ずしも悪いことではありません。プライドは一種の自己肯定感です。でも、プライドが高いと、間違いなく出てくるのが、失敗したくない、とか、出来ないと言えない、とか、知らないことは恥ずかしいこと、なんてのが入ってるんですよね。それで、失敗したり、思うように出来なかったりすると、急に心が折れたりします。

特に失敗したくないから、必要以上に情報収集をします。いっぱい情報を集めると、よく知ってる状態になるから、プライドが保てるんです。会社の中では、よく知っていることも、一つの価値だったかもしれません。でも、会社の外の世界では、知っているだけでは1円にもならない。

知識を実際に使ってみて、経験して、使えるようになったものだけが、自分のスキルになる。スキルになったものだけが、自分の能力として使える。

こんな簡単なことも、会社の中の世界にどっぷりと浸かっていると、分からなくなっているのかもしれません。

誰かにアドバイスをもらっても、あ、それ知ってる、で終わってしまったり、アドバイスしてもらった通りにやらなかったり、どこかで聞きかじったことで、良いとこ取りをしようとしたり。

プライドが高いから、誰かの言う通りに従うのがイヤ、なんでしょうか?でも、何も知らない世界で生きていこうとしたら、その世界のことを知っている人に教わらないと無理ですよね。

海外旅行に行って、その土地の風習に合わないことをやったら、国内では問題ないけど、その国では絶対にダメ、なんてことがあるし、それは、命に関わることだってあるのと同じです。

それに、プライドが高いから、素直に質問とかが出来ず、まして、Helpとか助けて欲しいとかが言えないまま、悶々と悩んでしまったりします。

家庭でも同じで、ちょっとした成果が出たことだけを妻に知らせたりするもんだから、すぐに成功するのね、なんて誤解されて、そのうちに、まだ稼げないの?どうして稼げないの?と責められたりします。多分、妻は責めてるつもりなんか、ないのかもしれません。ただ、聞いていることと違うから、どうなっているの?と疑問に思っているだけなのかもしれない。でも、なんだか責められたような気分になって、お前に何がわかる、と当たり散らして夫婦仲を悪くしたりします。

ですので、中途半端なプライドは、真っ先に捨てるべきモノ、なのかもしれません。

 

二つ目は、誰かに許可を得ようとする考え方です。

リスクをヘッジしている、と表現すると、なんだかすごく良いことをしているようにも聞こえますが、出来るだけ自分で責任を取らなくて済むように、考えたり、行動してしまう癖のようなものが染み付いていたりします。

例えば、起業塾で、商品やマーケティングの手法を伝えたときなどに「こういうことをやろうと思うのですが、いいでしょうか?」と聞いてくる方が、結構、いらっしゃいます。

「講師は上司ではないので、何か行動するのに許可を取る必要はないですよ」と答えるのですが、そうすると、大丈夫かなぁ、とか自信なさげな表情をされたりするんですよね。

会社の中では、どんな行動をするにしても、上司の管理の元でやることになります。自分なりの小さな工夫をすることは許されているけれど、業務の流れを変えるようなことは出来ません。なぜなら、これまで通りにやっていれば、利益が出る仕組みが既に出来上がっているし、その通りにすることが従業員に求められていることだったりするから。特に、大企業であればあるほど、何か新しいことをやるのは、難しいのが実態です。

だから、何をするにしても、許可を求めるようになっているし、初めてのことは特に、これでいいでしょうか?という確認を取ろうとしてしまう。これ、もう無意識レベルの思考だったり、反射的な行動だったり、反応とさえ言えるレベルにまで染み付いていたりします。

でもね、会社の外の世界では、上司はいません。最終的に責任をとってくれる会社というものもありません。自分で決めて、自分で動く。動いた結果、次にどうするかを考え、決め、また動く。この繰り返しが、成功への道なんです。

 

人生も同じです。親が責任を取ってくれるのは子供の頃だけです。一人前の社会人になったら、人生で起きるすべてのことは、自分の責任であることを知らなければなりません。どんな働き方をするのか、誰と一緒にいるのか、どこに住むのか、何をするのか、すべては自分に跳ね返ってくることであり、最終的な責任は否応なく自分で取るしかないんです。

だとしたら、人生をどう生きていくのか、誰に遠慮することもなく、自分で決めればいい。

誰かに反対されるから、誰かが違うやり方がいいと言っているから、この選択をしました、なんてのはよく聞く話ですよね。でも、結果どうなるか、を背負うのは、全部自分なんです。

例えば、もっと具体的にしてみましょう。みんなが株式NISAをやると儲かると言っていたから、自分もやる。あの人が持ち家が得だ、今が買い時だ、と言っているから、今、自宅にするマンションを買っておいた方がいいかも。隣のうちが超低金利ローンでBMWを買ったから、うちも買おう。

本当にそれでいいんですか?

株が下落したら、誰が損失をかぶるんですか?バブルの後、マンションの価格は暴落しましたよね。資産価値がなくローンだけを支払い続けた人を、たくさん知っています。BMW、本当に今、必要なものなのですか?長期のローンを組んで、給料が下がったら、車のために生活を切り詰めることにもなりかねません。

 

サラリーマンの人生は、多くのことを、最後まで自分で考えなくてもいいように出来ています。そういう風に、考えなくても良いようにされて、労働させられている、とも言えるかもしれません。でも、会社が倒産したら、その後、どうやって人生を立て直すのか。それは自分で考えて、自分で選択肢を探して、自分で決めていくしかありません。

だからこそ、何かをする時に、誰かに許可を求める必要なんかないんです。先生がいいと言ったから、お母さんがいいと言ったから、そんなの子供の言い訳ですよね。大人になって、人生を何十年も生きてきて、そんな言い訳が通用するはずがない。

自分で決めて、自分で行動する。それが人生を自由に生きるための基本ではないでしょうか?

 

許可を求めること。それは、出来るだけ早く捨てた方が良いモノかもしれません。

 

三つ目は、安定です。

サラリーマンは安定している、とはよく言われます。特に、サラリーマンの世界にいる人は、頑なにそう思い込んでいる、思い込もうとしているのかもしれません。でも、大企業でも倒産する時代です。外的要因で、急に業績が落ち込んで、ボーナスカットは当たり前。ニュースになっていないけれど、一時帰休にして人件費を抑えようとしている上場企業も、実際にあります。

つまり、安定というのは、存在しない。ただの幻想なんです。

私が就職をした80年代は、大企業に入れたら人生安泰、みたいな幻想が社会全体で共有されていたように思います。だから、会社を退職したら、次の就職先を探そうとする人が大半です。そういう生き方しか知らないから、なのかもしれません。

でも、誰かに評価されるために、毎日、他人の目を気にしながら1日の大半を過ごすことで、得られているものは何ですか?そして、会社の都合で、住む場所を強制的に変えられたり、他人に収入の金額を決められることを我慢することで得られているものは何でしょうか?それが、安定なんでしょうか?

実は、会社が安定するだけで、そこで働く人は、不安定な気持ちになっているのではないでしょうか?そうでなければ、うつ病になる人が、たくさん出るなんてことにはならないはずです。

 

私は、今、東京と八ヶ岳を行ったり来たりしながら生活をしています。八ヶ岳にいる方が仕事の効率が上がるので、仕事は八ヶ岳で、仕事をしない時は東京にいる、なんていう生活です。まぁ、普通は仕事のために東京にいて、たまの休日を八ヶ岳で過ごす、というのが普通なのかもしれないので、今、やっている生活は、普通とは逆の生活になっています。でも、誰にも指示されたり、強制されたりすることもないし、好きなこととかやりたいことを仕事にして、毎日、穏やかな気持ちで暮らしています。次にやりたいこと、やってみたいことも、たくさん出てきているし、いくつか失敗もするだろうけど、いくつかは上手くいくかもしれない。そんな状況を楽しんでいます。

安定を求めても、それは幻想に過ぎません。一時的には、安心できるかもしれないけど、人生を取り巻く状況は常に変化しているし、どこかに所属したら、何かを得たら、人生が安定するなんてことはないのかもしれない。それよりも、どんな状況になったとしても、自分で何とかできる

自信とスキルを身に着ける方が、よほど安心なのではないでしょうか?

だとしたら、幻想を追いかけるよりも、現実的に、自分の生活を自分でコントロールできるようになる方が、人生全体にとっては有益だとは思いませんか?

 

安定、それは幻想です。

サラリーマン人生の終わりが見えてきた、今、そこに安定はありましたか?

 

四つ目は、楽しくないこと

楽しくないことを続けることほど辛いことはない、ですよね。会社の仕事、楽しいですか?

私は20台後半で、会社の仕事が楽しくて仕方がない時期がありました。営業として、顧客のプロジェクトの中にしっかりと入り込んで、自分の創意工夫が取り入れられたり、自分のアイデアに予算がついたり、社内からも顧客からも頼りにされているという実感がありました。でも、転勤になってからは、会社の仕事が心底楽しい、と思えたことはありませんでした。40代になって、経営職になると、否応なく現場から遠ざけられたし、数字を追いかけることを求められたし、理不尽と感じる交渉にも責任者という役割で行かされるようになりました。やりたくないこと、を毎日やるわけですから、精神的にも追い詰められるし、体も拒否反応を示して不健康になっていきます。嫌々取り組んでいる仕事で、素晴らしい成果なんか出るわけもなく、考え方の違うロジックで組織を動かそうとする上司、まぁ、役員だったんですけど、その上司と全然合わなくて、1年間、仕事上で一切口を聞かなかったら、さすがに部長からヒラ社員に降格になりました。まぁ、組織運営としては当然のことなのですが、いざ降格されると、会社に行くことさえ苦痛な生活になりました。次の年に、別の部署に異動になって、また経営職を任されたのですが、今度はリストラを告げる役割となりました。結局、このまま会社に居続けても、楽しくないことばかりだ、と悟ったので、リストラのリストの最後に自分の名前を書いて人事に提出して、会社を卒業することにしました。

楽しくないから会社を辞める。と聞くと、なんてワガママな、自分勝手な奴なんだろう、という風に感じる方も多いかもしれません。でも、楽しくないことを、これから何十年も続けて年老いてから何をするんでしょうか?我慢して、我慢して、会社に定年まで勤めたら、今度は年金と生活の心配をする。そんな人生に、生きる意味なんか見出せないな、と考えたんです。

それよりも、少しでも体力があって、頭も働くうちに、自分でビジネスをできるスキルを身につけよう。住む場所も、時間の使い方も、自分で決められるようにしよう。自分の人生のコントロールを自分に取り戻そう。それが、ビジネスオーナーを目指した最初の動機でした。

 

でも、収入を得ることだけを目標にすると、会社の外に出ても、お金のために楽しくない作業をしなければなりませんでした。楽しくないことは続きません。嫌なことをし続ければ、体調までおかしくなります。一方で、楽しいことで収入を得られるようになるには、それなりの時間と努力は必要です。実際、最低でも1年はかかることを覚悟した方が良いと思います。でも、それが1年以上になったとしても、楽しめることなら継続していくことができます。継続していけば、いずれ必ず芽が出ます。芽が出たら、育てる方法はいくらでもある。

大切なことは、芽が出るまで続けること。そして、続けるためには、楽しいことでなければ続かないのです。ここは、ちょっと難易度が高いかもしれませんし、収入が得られない間、どうするのかは考えておかなければなりません。だからこそ、いきなり会社を辞めるのではなく、利用できるものは全部利用した上で、ビジネスの種をまき、水をやる作業を続けていくことが必要なのだと思います。

その第一歩が、楽しくないことは捨てる。楽しくないことって、結構、エネルギーを取られるんですよ。だから、出来るだけ捨てていく。これ、大切です。

 

五つ目は、しがらみ

会社で何十年も過ごしていると、結構なしがらみが出来てしまっていますよね。上司とのお付き合い、同僚との飲み会、同期とのゴルフコンペ。そんなことに、結構な時間とお金をを費やしてはいませんか?でも、よくよく思い出してみてください。上司とのお付き合いで聞かされる話って、毎回、同じではありませんか?会社や、上司の上司への不満や、わかり切ったお説教を延々と聞かされるだけ、なのではありませんか?年下の上司だと、相手も気を使っているし、その分、自分も気を使うし、ぎこちない雰囲気なんだけど、少しでもコミュニケーションを良くしようと、やたらと誘われるなんてこともありますよね。同僚と飲みに行っても、結局は、会社や上司への不満を言い合って、不健康自慢をしておしまい。同期とゴルフに行っても、誰が昇進したとか、誰が出向させられたとか、そんな話ばかりで、新鮮な空気なんてどこにもありません。

それらが、全部、あなたの抱えている「しがらみ」です。

でもね、よくよく考えてみてください、しがらみに義理立てしても、何も良いことはありません。何のお役にも立たない時間とお金が浪費されていくだけです。

だとしたら、しがらみは、バッサリと捨てる。これで、良いんじゃないでしょうか。

もちろん「しがらみ」ですから、まとわりついてきます。そんなに簡単にバッサリとはきれない、という声が聞こえてきそうです。そこで、工夫してください。

例えば、急に親の介護が必要になったとか、奥さんの体調不良で子供の面倒をみなければならない、とか、家庭の事情を理由に長期的に会社優先にできない理由を考えてみる。そして、一貫してその理由で、休暇を取ったり、早く帰宅したりするようにする。そうなれば、いちいち理由を考える必要もありません。そのうちに、定時帰宅する人、というレッテルを貼ってもらえるようになります。どうせ、サービス残業をしても評価が上がるわけでもない。今更、昇進を期待する年齢でもない。だったら、自分のこれからの人生に有益なことに、自分の時間を使うことの方が、むしろ、当たり前なのではないでしょうか?

「しがらみ」のために時間とお金を浪費することはやめましょう。今日からでもスッパリと切り捨てれば良い。そして、これまで浪費してきた時間とお金を、自分の人生を良くするために、投資する。それこそ、自分のビジネスの種をまき、水をやることに、時間とお金を使う方が、余程、有益なリターンを期待できます。

 

「しがらみ」に遠慮する必要はありません。あっさり、捨ててしまいましょう。

 

自分の時間とお金、それは自分の人生の経営にとって、根幹をなす経営資源、リソースです。

特に時間をどう使うのか、によって、人生の質は大きく変わっていきます。

人生とは誰にとっても有限な時間。だとしたら、その有限の時間の中で、何をするのか。その選択に責任を持って自分で決めることが大切です。

サラリーマンは、自分の時間を時給で会社に売り渡して、飯を食うための給料を得る、という生き方です。会社に売り渡した時間は、会社には大きな利益をもたらすかもしれませんが、自分の人生には給料以上の利益をもたらすことはありません。つまり、使った時間は、自分が食う飯になって消えていくだけ。つまり、食うためだけに働いている。生きるためだけに人生を費やしているという状態です。もし、死ぬまでその状態が続くのだとしたら、その人生で何ができるでしょうか?

 

50歳を過ぎると、早死にする同級生も、ちらほら出てきます。54歳の時、小学校の隣の席で毎日ふざけ合った同級生の訃報が来て、愕然としました。いずれ、自分の死ぬ時が来るんだ、と実感した瞬間でした。現実を見たくなくて、葬式にも行きませんでした。だから、あいつはまだ、自分の中では、死んだわけではなく、今もどこかで元気にしているかもしれません。ただ、いつ死ぬか分からないからこそ、残りの人生を、どう有効に活かすのか。それを考えて、実際に行動することは、生き残っている自分が真剣に取り組むべきことだ、と考えています。

 

自分の人生の経営資源、リソースを、何に投資し、どんなリターンを得るのか?

ただ、食べていくために働く、という次元を超えて、自分の人生の経営資源を増やし、この人生を有効活用するために、今、何をするのか?

それが、人生の経営者として、常に考えるべきことなのだと思います。

ビジネスへの時間の投資は、食うために働く以上のリターンを期待しても良いものです。

ビジネスを回して時間的な余裕が出来たら、自分の人生を活かすものへ時間を投資することができるようになります。この状態に至るまで、それなりに取り組む必要はあります。誰でも、簡単に、すぐに、なんて出来るわけがない。でも、取り組めば、続けていけば、誰でも一段上のステージに上がることはできます。難しいのは、続けることだけなのかもしれません。

それなら、捨てるべきものを捨てて、自分を軽くして、出来るだけ「続けることが出来る」自分の状態、コンディションを整えるということが、収入を上げ、人生全体を良くしていくために、とても有効なのかもしれません。

 

さて、それでは、サラリーマンが人生で捨てるべきもの、5つを整理しておきますね。

 

それは、

・プライド
・許可
・安定
・楽しくないこと
・しがらみ

です。

 

他にもあるかもしれません。もし、これはというものがあれば、思い切って捨ててください。

まず、人生を軽くすること、が自由に動ける自分を作るためには必要なことかもしれません。

私も、この体についた無駄な脂肪を、なんとかブートキャンプとかのように一時的に無理をするのではなく、日常生活を改善することで、少しずつ落として行っています。

大切な事は、過去に執着しない事です。過去には戻れないし、過去、どんな状態にあったとしても、これから作る未来には関係がありません。未来は、今、何をするかで変わっていきます。

どんな未来を過ごしたいのか、を具体的に考えて、それを実現するための行動を、今、現実に取り組むことが大切です。

【動画】これからの『人生』をどう生きるのか?考えるべきポイント

2020年3月17日 By 竹岡佳信

『これから、どう生きて行こうか?』真剣に考えたことはありますか?
会社を辞めたあと、会社の外の世界で、どんな風に生きるのか、を考えた時、明確なイメージが出来ないなんてことはありませんか?

実はそれって、情報が足りない、というところに原因があります。

これまで経験したことのない人生を歩み出そうという時、自分の過去の経験から、最善の道を選び出そうとしても、それは無理です。なぜなら、経験したことのないことは「わからない」から。

もし、あなたが人生を変えよう、と真剣に考えているのなら、考える前に、情報を集めることが大切です。

【動画】新型コロナウイルスの時代をどう生き抜くのか?

2020年3月15日 By 竹岡佳信

『新型コロナウイルス』の世界的なパンデミックを迎え、グローバルな規模での、人の往来が制限されるようになりました。人の動きがなくなるということは、即ち、経済の動きが縮小されていく、いうことに他なりません。

このような状況の中で、政府や会社は、生き残りをかけて国民や社員を守ろうとしてくれている。でも、一方で、各個人の人生がどうなるか、というレベルで責任を持ってくれているわけではない。当然に、成り立たなくなった事業を継続できるほどの余裕のある会社ばかりではない。
そんな時に、最後に頼れるのは「自分自身」しかありません。

全ては自分次第。

あなたは、この大きな変化の時代を、どう生き抜いていくのですか?

【動画】「上手くいかない」から抜け出す3つのポイント

2020年3月4日 By 竹岡佳信

『こんなに頑張っているのに、なぜ、思うような結果が得られないのだろう・・』
成果が出ないことに焦ってはいませんか?
そんな時、なぜ、上手くいかないのか?何が悪かったのか?を一生懸命追求しても、上手くいくようにはなりません。

上手くいかない状態から抜け出すための3つのポイント。それは、ゴールを明確に設定し、到達基準を明確にし、一つのことに集中して効果を分析する。この単純な3つのポイントが、最も大切なことでした。

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