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竹岡佳信 公式ブログ

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50代

【動画】50代から潜在能力(パフォーマンス)を上げる3つのポイント

2021年7月7日 By 竹岡佳信

50代ともなると、ふとした拍子に、
「なんか体力落ちたなぁ」と感じることってありませんか?

でも、会社では、なかなか、自分の弱みは見せられないし、

自分でビジネスをするとなると、ちょっと調子が悪いから、といって休んでいたら、生活が成り立たなくなる、なんて思ってしまいますよね。

でも、実は、その考え方が、ますます自分のパフォーマンスを落とす結果を招いているって、ご存知ですか?

この記事では、50代になっても、自分の『パフォーマンス』を維持していくための、3つのポイントについて、お伝えしていきます。
私自身の経験に基づくことなので、万人に効く薬がないのと同様に、必ず役に立つかどうかは保証できませんが、少なくともセルフマネジメントの考え方については、知っておいても良いことだと思います。

1つ目のポイントは、『好不調の波』に逆らってはいけない、ということです。

会社に勤めていると、調子の悪い時でも、いつもと同じように成果を出すことを求められます。
調子が最悪の時って、何をしても上手くいかなかったりするのですが「調子が悪いんです」と上司に言っても「何を馬鹿なことを言ってるんだ」と切り捨てられるだけだし、「あいつはやる気がない」なんて思われると査定に響いたりするので、決して、そんなことは口にはしませんでした。不健康自慢をしていたのは、好調だと思われると、より多くの仕事を押し付けられる可能性があったので、その予防線を張っていたのかもしれません。

でも、私たちはロボットではありません。

それに、50代になると、調子の波ははっきりして来ます。簡単に言えば、調子が悪い状態を、表面的にでもリカバリーするだけの余力が無くなってきた、ということかもしれません。人によって差はあると思いますが、これはもう、気合いでなんとかするとか、頑張れる範囲を超えてしまっていて、どうしようもない領域になってしまうこともあります。
そんな時に、夜遅くまで残業したり、ストレスの高い業務があると、体力的にも気力的にも、かなりのダメージを受けます。無理をすると、数日は使い物にならなくなったりするということが、現実に起きるようになります。特に、若い頃のつもりで徹夜に近いことをしたら、その後、1週間ぐらいは影響が残ったりします。それが自分の現在の状態なんだ、と認めるしかありません。

でも、会社の中にいると、好不調は個人の勝手だし、パフォーマンスを好調に保っておくのは、社会人としての責務だ、ぐらいの感覚ですよね。「自己管理もできないやつに、良い仕事はできない」なんていう正論がまかり通ったりしています。
確かに、それはそうかもしれない。
でも、業務量や負荷の調整をできない状態にしておいて、常に好調なパフォーマンスだけを求める、というのも、なんだか変だな、と思いませんか?

会社の都合に合わせて何十年も仕事をしてきたし、生活も会社優先で組み立ててきたのに、年齢を重ねたことによって無理が効かなくなったことを、『自己責任』という一言で片付けられることには、なんだか理不尽しか感じられません。
でも、ここで冷静になってください。

重要なことは、好不調の波に逆らってはいけないということ。
大切なことは、自分のパフォーマンスを、それなりに維持していくことです。

無理をしたら、もっと調子が落ち込みます。なので、私は、今日は調子悪いな、という日には、出来るだけ負荷のかからない仕事をするようにしますし、頑張らずに、早々に仕事を切り上げて体調を整えることを優先するようにしています。
もちろん、それは、自分でビジネスをしているからこそ、できることではありますが、会社に勤務していたとしても、頑張って、無理をするようなことはせず、「本当に体調が悪いんです」とか「プライベートの用事」を理由にして定時退社するとか、長年の会社生活で培った、ほんのちょっとした裏技的なものも使って、とにかく無理をしないようにすることが、実は、長期的に見て、自分のパフォーマンスを好調に保つために、必須なことだということができます。

人がなんと言おうと、自分の調子は自分にしかわかりません。

サボっていると見られるのは、確かに嫌かもしれません。「都合よく調子悪くなるなぁ、、」と嫌味を言う上司がいるかもしれません。でも、それよりも、自分の調子を把握して、無理をしないことを優先してください。無理を重ねれば、簡単に、体調を崩して、長期的に戦線を離脱することにもなりかねないし、下手をすれば死に直面する事態にもなりかねないことを、十分に認識しておくことが、50代に入ってからは特に重要なのだと思います。

2つ目のポイントは、感情を安定させておくこと。


実は、感情って、身体の反応だったりします。
「怒り」の感情は、腹が立つ、とか、怒髪天をつく、みたいに、体のある部分を使って表現しますよね。「悲しみ」も、胸が痛むとか、不安も、胃がキリキリと痛むとか、そういう表現になっているのですが、実際、大きな感情の揺れがあると、確かに、その体の部分が反応していたりするんです。

パフォーマンスを悪化させるのは、マイナス感情です。

特に、「不安」や「恐れ」「悲しみ」「怒り」「寂しさ」「罪悪感」や「嫉妬」といった感情は、間違いなくパフォーマンスを低下させます。
だって、不安を感じていると、何かから自分を守るために体を硬くしてしまうので、前向きなことが何もできなくなったりしますよね。怒りに身を任せると、冷静に物事を考えることができなくなって、相手を攻撃することばかり考えたりするようになります。寂しいと、温もりが欲しくて、体に力が入らなかったりします。

逆に、「嬉しい」ことがあったると、もっとやろう、という意欲が出てくるし、「安心感」を感じるからこそ、自分のパフォーマンスが100%出せるようになるのも事実です。

だとしたら、そもそも、仕事でミスをしたと言って部下を叱りつけたり、責めたりするというマネジメントは、部下を疲弊させるだけで、組織をうまく回していくという本来の目的とは、まるで逆効果なんですが、それを理解している管理職が少ないのは、なぜなんでしょうか?
多分、子供の頃から、100点を取ることを目標にさせられて、出来ていることよりも、出来ていないことの方に目を向けるように、習慣化されてきたことが原因なのかもしれません。

重要なことは、自分の感情の状態を、自分でマネジメントすることです。

上司が、何かをネチネチと責めてきたとしても、それは、上司が、その上司から責められることに不安を感じて、その感情のやり場がなかっただけなのかもしれません。自分で自分の感情をどうにもできないから、部下に、その捌け口を求めている構図って、結構、あるのではないでしょうか?

まぁ、正直言って、良い迷惑ですよね。

だったら、その上司に対して、ああ、この人は不安なんだな、とか、責任を取らされるのは大変だな、とか、冷めた目で見ることができたら、少なくとも自分の感情が、他人によって乱されることはありません。
また、自分がきちんとやった、と思えた仕事があったら、上司がどんなに難癖をつけてこようとも、「自分はやるべきことを、やったんだ」という事実に対して、自分をねぎらってあげてください。

実は、自分の評価は自分にしかできません。

上司や他人の評価は、その人の都合に過ぎないからです。でも、自分で、自分を認めてあげられないとしたら、他人が認めてくれたことも、受け入れられなくて、自分にダメ出しするばかりになってしまうのではありませんか?

自分を良い状態に保つためには、自分の感情を安定させておくことが重要です。
そして、何を思い出せば、自分が嬉しいと感じたり、安心できたり、満たされたりするのか、と言うことを確認しておいて、いざと言う時には、周りの状況に関係なく、ポジティブな感情のキーになる出来事を思い出せるようにしておくと、自分のパフォーマンスを自分の力で維持できるようになったりします。

3つ目のポイントは。自分のペースを優先して生きると言うこと。

調子には波があります。頑張っても出力が20%以上に上がらない時期に、100%の成果が出せないのは当然です。
でも、20%の調子の時に、20%の成果が出せたとしたら、これって、100点ですよね。それに、調子の波は、波なので、必ず良い時が来ます。

波は振幅に過ぎません。

だから、一つの波のピークやボトムを持って、人を評価することは、無意味なのかもしれない。
ただ、ひとつ言えるとしたら、長期的に自分の調子を維持できる人がいたら、その人のパフォーマンスは高い、とは言えるかもしれない。そして、長期的なパフォーマンスを維持するには、自分が自分を大切に扱う、と言うことが最も重要な要素になってきます。
50代になったら、自分に無理をさせることが、自然の摂理として、できなくなっていきます。でも、自分という個体と何十年も付き合ってきたわけですから、自分を自分の状態を把握することは、ある程度、できるようになってきているはず。
ならば、自分の調子を把握し、自分の調子に合わせて、今の自分に無理なくできることを積み重ねていくことによって、長期的なパフォーマンスを維持することが、できるのではないでしょうか?

それが、自分をマネジメントするということに、つながっています。

もちろん、会社に勤務していたら、調子の悪い時でも頑張らないと仕方がないし、自分のペースで生きることなんて、絶対にできない、という反応があることは、重々、承知しています。でも、50代になって、20代と同じことは出来ませんよね。無理なことは無理、ですよね。でも、無理になったことがある代わりに、知恵をつけ、自分という個体を、うまく使いこなすことができるようになっているはずなのではありませんか?

今の自分に無理なくできることを、継続的にやり続けること。
自分の調子に合わせて、20%出力の時は、20%の成果を、80%出力の時は80%の成果を着実に出すことの方が、短期的に無理が出来ること若者よりも、信頼できるパフォーマンスと捉えることができるのではありませんか?

ただ、年齢を重ねるに従って、他人の都合に合わせて生きられなくなってきているのは、ある意味、仕方のないことなのかもしれません。
多少は、頑固にもなってきましたよね。他人の言うことに、反対はしないけれど、納得はしない。なんていうことも増えてきたのではないですか?

年下の上司に、『こんなことも出来ないんですか』と言われて腹立たしく思うのなら、もしかすると、これまでと同じように、会社の中で生きていくこと自体に限界が来ているのかもしれません。

私は、40代50代の方の、サラリーマン卒業にたずさわらせていただいて、10年近くになりますが、一番大切なことは、『自分のペースで、自分のやりたいように仕事をしていく中で、安定的な収入を得られるようにすること』だ、と考えています。

もちろん、短期的に、自分のパフォーマンスを、100%集中することが必要な時期もあります。ただ、漫然とやれることだけをやっていては、余裕のある収入を得られるようにはなりません。
でも、それは、無理をして作業を詰め込むことではありません。
自分と対話し、自分と相談しながら、自分の最高のパフォーマンスを長期的に引き出すためのセルフマネジメントの手法を身につけることで、他人の都合に合わせたサラリーマン生活から抜け出すことが重要です。

そして、それは、会社を辞めると言うことではなく、『サラリーマンという生き方を辞めて、自分の都合で生きていくために、会社を利用するという考え方をベースに置く』と言うことなんです。
そして、将来に向けて、調子の波に左右されないように、労働と収入が直接比例しない「マイクロビジネス」を持つことが、自分を大切にする生き方につながっていくのではないでしょうか?

さて、ここまで50代から『パフォーマンス』を上げるための3つのポイントについて、お伝えしてきました。調子の波に逆らわず、感情を安定させながら、自分のペースを優先して生きていく。この生き方こそが、雇われない生き方、の基本だと思うし、ストレスが最小化され、最も効率よく、自分を動かせる働き方を実現する方法だと思います。

日本の政治家は、80ぐらいだと、まだまだ元気ですよね。多少、物言いが横柄になったり、失言が増えたりもしますが、それはそれで、面白いといえば面白い。でも、80歳のサラリーマンは、そもそも見かけないし、定年が過ぎて現役を引退してしまったら、いつの間にか身も心も衰えてしまう方が多いのかもしれません。

でもね、人口ピラミッドの統計データを見ても、日本の平均年齢は49歳。そして、49歳よりも若い人は、年々、減少していきます。
だとしたら、私たちは、50を過ぎたからと言って生産人口から外れてしまう道を、なんとなく選ぶのではなく、80歳まで現役で、なんらかの形で社会に役に立つ人生を生きる必要があるのかもしれません。
そして、それが会社という閉じた世界の中では無理だというならば、自分でマイクロビジネスを始める、という選択をする勇気を持つことも、一つの重要な選択肢なのかもしれません。

【動画】54歳サラリーマンが人生で捨てるべきもの(卒サラして収入を上げる)

2020年9月17日 By 竹岡佳信

https://youtu.be/QNruVKmOdJA

今日の動画では
・老後や将来的な不安をなくしたい
・自由な生活スタイルを実現したい
・もっと人生の難易度を下げたい
という方に向けて有益な情報をお伝えしていきます。

サラリーマン卒業なんか、まだまだ先のこと、と言う方にも、今からやっておいた方がいいことをお伝えしていますので、最後までご覧いただければと思います。

 

本題に入る前に、自分自身のサラリーマンを卒業するときの経験についてお話ししたいと思います。

私は49歳の時に、会社を卒業すると決めて「卒サラ」に必要な「行動」を開始しました。行動って何だよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に、会社の外で人と会ったり、会社の仕事以外のことで、お金を得られる方法を模索していったと言うことです。

具体的には、とにかく給料の代わりになる収入源が必要だ、ということで、株式投資やFXのセミナーに行ったり、20代、30代の方ばかりの起業塾に入って、初めて給料以外の方法でお金を稼ぐということにチャレンジしてみたわけですが、正直言って、なかなか成果を出せなかったんです。

今から振り返ると、当時の自分の足りなかった部分がよくわかるのですが、成果が出ない本当の原因は、会社の中でしか通用しない思考回路のまま、ビジネスをやろうとしていた、ことが一番の問題点だったんです。でも、当時は訳も分からず、もっと別の、誰でも、簡単に、短期間で稼げるノウハウがあるはずだ、とか、そもそも知識が足りていないんだ、ということで、色んな教材を買ったり、手当たり次第に「稼ぐ系のセミナー」に行く、なんてことをしていました。

でも、結局、52歳までの3年間、安定して稼ぐことができませんでした。

月収で100万いく月もあるけど、そうすると朝から晩まで、ずっと作業、作業になって時間的にも精神的にも全く余裕がない生活になりました。休めないんですね。休んだら、その分、収入が下がるから。もちろん、ビジネスに有給休暇なんてものはありません。動けなくなったら、家族を養えなくなる。まぁ、これ自体はサラリーマンも同じなんですが、そのプレッシャーがすごくて、結局、体調を崩して入院するところまで行ってしまいました。

集中治療室で身体にいくつもチューブを繋がれて、ピッ、ピッ、と規則的な音を立てる機械に囲まれて、自分ではベットから動けない状態で寝かされて、、なんか、ドラマみたいだなぁ、と妙に冷静な気持ちになりました。それで、病院の白い天井を見上げながら考えたんですね。

こんなことをしたいために、サラリーマンを卒業することを目指したのか?これが自分の理想の生活だったのか?って。。

そんなはず、ないですよね。

それで、退院した次の日に、これまでやっていたモノを全部手放すことにしました。当時、カメラの転売をやっていたのですが、全部やめて、在庫も仕入れ値以下で友人に引き取ってもらって、家族以外、何もかも捨てた感じになりました。それで、今やっている、この経営コンサルの原型になる仕事を始めたんです。大切なことは、ノウハウじゃなく、稼げる自分になることだ、と言うことを伝えることを仕事にしたんです。

 

この試行錯誤の3年間で、本当に色んなことを学びました。

最も大きかったのが、人生で捨てるべき「思考のクセ」です。簡単にいうと、成果の上がらない考え方、というか、サラリーマンの世界では通用したんだけど、会社の外の世界では通用しない、というか害になるモノが、たくさんあったんです。

例えば、その最たるものが「中途半端なプライド」だったりします。

困ったことがあったり、知らないことがあったりしても、妙なプライドが邪魔をして、他人に何かを頼んだり、気軽に尋ねたりといったことが、出来ないんです。或いは、未経験の分野なのに、自分独自のやり方を考えて押し通そうとしたり、ノウハウを学んでも、勝手に、これまでの知識と組み合わせて、良いとこ取りをしようとしたり、、、これ、全部、役に立ちません。というか、マイナスに働きます。

なので、今回は、ただ、会社を辞めた、ということではなく、サラリーマンから、本当の意味で卒業する過程で、卒サラの実体験から学んだことをシェアしていきたいと思います。

 

さて、54歳からというか、20年以上、会社生活をしてきた方の人生で捨てるべきモノ。5つあります。

それは、

・プライド
・許可
・安定
・楽しくないこと
・しがらみ

では、順番にいきましょう

 

一つ目は、プライドです。

自分の例をあげると、何かを自慢したりすることもないし、プライドが高いと自覚していた訳では決してないのですが、実際には、結構、プライドが高かったようです。それなりの大学を出て、それなりの企業で部長職までやっていたので、知らず知らずのうちに、つまらない、役にたたないプライドが高くなってしまっていたのかもしれません。

プライドが高いことは、必ずしも悪いことではありません。プライドは一種の自己肯定感です。でも、プライドが高いと、間違いなく出てくるのが、失敗したくない、とか、出来ないと言えない、とか、知らないことは恥ずかしいこと、なんてのが入ってるんですよね。それで、失敗したり、思うように出来なかったりすると、急に心が折れたりします。

特に失敗したくないから、必要以上に情報収集をします。いっぱい情報を集めると、よく知ってる状態になるから、プライドが保てるんです。会社の中では、よく知っていることも、一つの価値だったかもしれません。でも、会社の外の世界では、知っているだけでは1円にもならない。

知識を実際に使ってみて、経験して、使えるようになったものだけが、自分のスキルになる。スキルになったものだけが、自分の能力として使える。

こんな簡単なことも、会社の中の世界にどっぷりと浸かっていると、分からなくなっているのかもしれません。

誰かにアドバイスをもらっても、あ、それ知ってる、で終わってしまったり、アドバイスしてもらった通りにやらなかったり、どこかで聞きかじったことで、良いとこ取りをしようとしたり。

プライドが高いから、誰かの言う通りに従うのがイヤ、なんでしょうか?でも、何も知らない世界で生きていこうとしたら、その世界のことを知っている人に教わらないと無理ですよね。

海外旅行に行って、その土地の風習に合わないことをやったら、国内では問題ないけど、その国では絶対にダメ、なんてことがあるし、それは、命に関わることだってあるのと同じです。

それに、プライドが高いから、素直に質問とかが出来ず、まして、Helpとか助けて欲しいとかが言えないまま、悶々と悩んでしまったりします。

家庭でも同じで、ちょっとした成果が出たことだけを妻に知らせたりするもんだから、すぐに成功するのね、なんて誤解されて、そのうちに、まだ稼げないの?どうして稼げないの?と責められたりします。多分、妻は責めてるつもりなんか、ないのかもしれません。ただ、聞いていることと違うから、どうなっているの?と疑問に思っているだけなのかもしれない。でも、なんだか責められたような気分になって、お前に何がわかる、と当たり散らして夫婦仲を悪くしたりします。

ですので、中途半端なプライドは、真っ先に捨てるべきモノ、なのかもしれません。

 

二つ目は、誰かに許可を得ようとする考え方です。

リスクをヘッジしている、と表現すると、なんだかすごく良いことをしているようにも聞こえますが、出来るだけ自分で責任を取らなくて済むように、考えたり、行動してしまう癖のようなものが染み付いていたりします。

例えば、起業塾で、商品やマーケティングの手法を伝えたときなどに「こういうことをやろうと思うのですが、いいでしょうか?」と聞いてくる方が、結構、いらっしゃいます。

「講師は上司ではないので、何か行動するのに許可を取る必要はないですよ」と答えるのですが、そうすると、大丈夫かなぁ、とか自信なさげな表情をされたりするんですよね。

会社の中では、どんな行動をするにしても、上司の管理の元でやることになります。自分なりの小さな工夫をすることは許されているけれど、業務の流れを変えるようなことは出来ません。なぜなら、これまで通りにやっていれば、利益が出る仕組みが既に出来上がっているし、その通りにすることが従業員に求められていることだったりするから。特に、大企業であればあるほど、何か新しいことをやるのは、難しいのが実態です。

だから、何をするにしても、許可を求めるようになっているし、初めてのことは特に、これでいいでしょうか?という確認を取ろうとしてしまう。これ、もう無意識レベルの思考だったり、反射的な行動だったり、反応とさえ言えるレベルにまで染み付いていたりします。

でもね、会社の外の世界では、上司はいません。最終的に責任をとってくれる会社というものもありません。自分で決めて、自分で動く。動いた結果、次にどうするかを考え、決め、また動く。この繰り返しが、成功への道なんです。

 

人生も同じです。親が責任を取ってくれるのは子供の頃だけです。一人前の社会人になったら、人生で起きるすべてのことは、自分の責任であることを知らなければなりません。どんな働き方をするのか、誰と一緒にいるのか、どこに住むのか、何をするのか、すべては自分に跳ね返ってくることであり、最終的な責任は否応なく自分で取るしかないんです。

だとしたら、人生をどう生きていくのか、誰に遠慮することもなく、自分で決めればいい。

誰かに反対されるから、誰かが違うやり方がいいと言っているから、この選択をしました、なんてのはよく聞く話ですよね。でも、結果どうなるか、を背負うのは、全部自分なんです。

例えば、もっと具体的にしてみましょう。みんなが株式NISAをやると儲かると言っていたから、自分もやる。あの人が持ち家が得だ、今が買い時だ、と言っているから、今、自宅にするマンションを買っておいた方がいいかも。隣のうちが超低金利ローンでBMWを買ったから、うちも買おう。

本当にそれでいいんですか?

株が下落したら、誰が損失をかぶるんですか?バブルの後、マンションの価格は暴落しましたよね。資産価値がなくローンだけを支払い続けた人を、たくさん知っています。BMW、本当に今、必要なものなのですか?長期のローンを組んで、給料が下がったら、車のために生活を切り詰めることにもなりかねません。

 

サラリーマンの人生は、多くのことを、最後まで自分で考えなくてもいいように出来ています。そういう風に、考えなくても良いようにされて、労働させられている、とも言えるかもしれません。でも、会社が倒産したら、その後、どうやって人生を立て直すのか。それは自分で考えて、自分で選択肢を探して、自分で決めていくしかありません。

だからこそ、何かをする時に、誰かに許可を求める必要なんかないんです。先生がいいと言ったから、お母さんがいいと言ったから、そんなの子供の言い訳ですよね。大人になって、人生を何十年も生きてきて、そんな言い訳が通用するはずがない。

自分で決めて、自分で行動する。それが人生を自由に生きるための基本ではないでしょうか?

 

許可を求めること。それは、出来るだけ早く捨てた方が良いモノかもしれません。

 

三つ目は、安定です。

サラリーマンは安定している、とはよく言われます。特に、サラリーマンの世界にいる人は、頑なにそう思い込んでいる、思い込もうとしているのかもしれません。でも、大企業でも倒産する時代です。外的要因で、急に業績が落ち込んで、ボーナスカットは当たり前。ニュースになっていないけれど、一時帰休にして人件費を抑えようとしている上場企業も、実際にあります。

つまり、安定というのは、存在しない。ただの幻想なんです。

私が就職をした80年代は、大企業に入れたら人生安泰、みたいな幻想が社会全体で共有されていたように思います。だから、会社を退職したら、次の就職先を探そうとする人が大半です。そういう生き方しか知らないから、なのかもしれません。

でも、誰かに評価されるために、毎日、他人の目を気にしながら1日の大半を過ごすことで、得られているものは何ですか?そして、会社の都合で、住む場所を強制的に変えられたり、他人に収入の金額を決められることを我慢することで得られているものは何でしょうか?それが、安定なんでしょうか?

実は、会社が安定するだけで、そこで働く人は、不安定な気持ちになっているのではないでしょうか?そうでなければ、うつ病になる人が、たくさん出るなんてことにはならないはずです。

 

私は、今、東京と八ヶ岳を行ったり来たりしながら生活をしています。八ヶ岳にいる方が仕事の効率が上がるので、仕事は八ヶ岳で、仕事をしない時は東京にいる、なんていう生活です。まぁ、普通は仕事のために東京にいて、たまの休日を八ヶ岳で過ごす、というのが普通なのかもしれないので、今、やっている生活は、普通とは逆の生活になっています。でも、誰にも指示されたり、強制されたりすることもないし、好きなこととかやりたいことを仕事にして、毎日、穏やかな気持ちで暮らしています。次にやりたいこと、やってみたいことも、たくさん出てきているし、いくつか失敗もするだろうけど、いくつかは上手くいくかもしれない。そんな状況を楽しんでいます。

安定を求めても、それは幻想に過ぎません。一時的には、安心できるかもしれないけど、人生を取り巻く状況は常に変化しているし、どこかに所属したら、何かを得たら、人生が安定するなんてことはないのかもしれない。それよりも、どんな状況になったとしても、自分で何とかできる

自信とスキルを身に着ける方が、よほど安心なのではないでしょうか?

だとしたら、幻想を追いかけるよりも、現実的に、自分の生活を自分でコントロールできるようになる方が、人生全体にとっては有益だとは思いませんか?

 

安定、それは幻想です。

サラリーマン人生の終わりが見えてきた、今、そこに安定はありましたか?

 

四つ目は、楽しくないこと

楽しくないことを続けることほど辛いことはない、ですよね。会社の仕事、楽しいですか?

私は20台後半で、会社の仕事が楽しくて仕方がない時期がありました。営業として、顧客のプロジェクトの中にしっかりと入り込んで、自分の創意工夫が取り入れられたり、自分のアイデアに予算がついたり、社内からも顧客からも頼りにされているという実感がありました。でも、転勤になってからは、会社の仕事が心底楽しい、と思えたことはありませんでした。40代になって、経営職になると、否応なく現場から遠ざけられたし、数字を追いかけることを求められたし、理不尽と感じる交渉にも責任者という役割で行かされるようになりました。やりたくないこと、を毎日やるわけですから、精神的にも追い詰められるし、体も拒否反応を示して不健康になっていきます。嫌々取り組んでいる仕事で、素晴らしい成果なんか出るわけもなく、考え方の違うロジックで組織を動かそうとする上司、まぁ、役員だったんですけど、その上司と全然合わなくて、1年間、仕事上で一切口を聞かなかったら、さすがに部長からヒラ社員に降格になりました。まぁ、組織運営としては当然のことなのですが、いざ降格されると、会社に行くことさえ苦痛な生活になりました。次の年に、別の部署に異動になって、また経営職を任されたのですが、今度はリストラを告げる役割となりました。結局、このまま会社に居続けても、楽しくないことばかりだ、と悟ったので、リストラのリストの最後に自分の名前を書いて人事に提出して、会社を卒業することにしました。

楽しくないから会社を辞める。と聞くと、なんてワガママな、自分勝手な奴なんだろう、という風に感じる方も多いかもしれません。でも、楽しくないことを、これから何十年も続けて年老いてから何をするんでしょうか?我慢して、我慢して、会社に定年まで勤めたら、今度は年金と生活の心配をする。そんな人生に、生きる意味なんか見出せないな、と考えたんです。

それよりも、少しでも体力があって、頭も働くうちに、自分でビジネスをできるスキルを身につけよう。住む場所も、時間の使い方も、自分で決められるようにしよう。自分の人生のコントロールを自分に取り戻そう。それが、ビジネスオーナーを目指した最初の動機でした。

 

でも、収入を得ることだけを目標にすると、会社の外に出ても、お金のために楽しくない作業をしなければなりませんでした。楽しくないことは続きません。嫌なことをし続ければ、体調までおかしくなります。一方で、楽しいことで収入を得られるようになるには、それなりの時間と努力は必要です。実際、最低でも1年はかかることを覚悟した方が良いと思います。でも、それが1年以上になったとしても、楽しめることなら継続していくことができます。継続していけば、いずれ必ず芽が出ます。芽が出たら、育てる方法はいくらでもある。

大切なことは、芽が出るまで続けること。そして、続けるためには、楽しいことでなければ続かないのです。ここは、ちょっと難易度が高いかもしれませんし、収入が得られない間、どうするのかは考えておかなければなりません。だからこそ、いきなり会社を辞めるのではなく、利用できるものは全部利用した上で、ビジネスの種をまき、水をやる作業を続けていくことが必要なのだと思います。

その第一歩が、楽しくないことは捨てる。楽しくないことって、結構、エネルギーを取られるんですよ。だから、出来るだけ捨てていく。これ、大切です。

 

五つ目は、しがらみ

会社で何十年も過ごしていると、結構なしがらみが出来てしまっていますよね。上司とのお付き合い、同僚との飲み会、同期とのゴルフコンペ。そんなことに、結構な時間とお金をを費やしてはいませんか?でも、よくよく思い出してみてください。上司とのお付き合いで聞かされる話って、毎回、同じではありませんか?会社や、上司の上司への不満や、わかり切ったお説教を延々と聞かされるだけ、なのではありませんか?年下の上司だと、相手も気を使っているし、その分、自分も気を使うし、ぎこちない雰囲気なんだけど、少しでもコミュニケーションを良くしようと、やたらと誘われるなんてこともありますよね。同僚と飲みに行っても、結局は、会社や上司への不満を言い合って、不健康自慢をしておしまい。同期とゴルフに行っても、誰が昇進したとか、誰が出向させられたとか、そんな話ばかりで、新鮮な空気なんてどこにもありません。

それらが、全部、あなたの抱えている「しがらみ」です。

でもね、よくよく考えてみてください、しがらみに義理立てしても、何も良いことはありません。何のお役にも立たない時間とお金が浪費されていくだけです。

だとしたら、しがらみは、バッサリと捨てる。これで、良いんじゃないでしょうか。

もちろん「しがらみ」ですから、まとわりついてきます。そんなに簡単にバッサリとはきれない、という声が聞こえてきそうです。そこで、工夫してください。

例えば、急に親の介護が必要になったとか、奥さんの体調不良で子供の面倒をみなければならない、とか、家庭の事情を理由に長期的に会社優先にできない理由を考えてみる。そして、一貫してその理由で、休暇を取ったり、早く帰宅したりするようにする。そうなれば、いちいち理由を考える必要もありません。そのうちに、定時帰宅する人、というレッテルを貼ってもらえるようになります。どうせ、サービス残業をしても評価が上がるわけでもない。今更、昇進を期待する年齢でもない。だったら、自分のこれからの人生に有益なことに、自分の時間を使うことの方が、むしろ、当たり前なのではないでしょうか?

「しがらみ」のために時間とお金を浪費することはやめましょう。今日からでもスッパリと切り捨てれば良い。そして、これまで浪費してきた時間とお金を、自分の人生を良くするために、投資する。それこそ、自分のビジネスの種をまき、水をやることに、時間とお金を使う方が、余程、有益なリターンを期待できます。

 

「しがらみ」に遠慮する必要はありません。あっさり、捨ててしまいましょう。

 

自分の時間とお金、それは自分の人生の経営にとって、根幹をなす経営資源、リソースです。

特に時間をどう使うのか、によって、人生の質は大きく変わっていきます。

人生とは誰にとっても有限な時間。だとしたら、その有限の時間の中で、何をするのか。その選択に責任を持って自分で決めることが大切です。

サラリーマンは、自分の時間を時給で会社に売り渡して、飯を食うための給料を得る、という生き方です。会社に売り渡した時間は、会社には大きな利益をもたらすかもしれませんが、自分の人生には給料以上の利益をもたらすことはありません。つまり、使った時間は、自分が食う飯になって消えていくだけ。つまり、食うためだけに働いている。生きるためだけに人生を費やしているという状態です。もし、死ぬまでその状態が続くのだとしたら、その人生で何ができるでしょうか?

 

50歳を過ぎると、早死にする同級生も、ちらほら出てきます。54歳の時、小学校の隣の席で毎日ふざけ合った同級生の訃報が来て、愕然としました。いずれ、自分の死ぬ時が来るんだ、と実感した瞬間でした。現実を見たくなくて、葬式にも行きませんでした。だから、あいつはまだ、自分の中では、死んだわけではなく、今もどこかで元気にしているかもしれません。ただ、いつ死ぬか分からないからこそ、残りの人生を、どう有効に活かすのか。それを考えて、実際に行動することは、生き残っている自分が真剣に取り組むべきことだ、と考えています。

 

自分の人生の経営資源、リソースを、何に投資し、どんなリターンを得るのか?

ただ、食べていくために働く、という次元を超えて、自分の人生の経営資源を増やし、この人生を有効活用するために、今、何をするのか?

それが、人生の経営者として、常に考えるべきことなのだと思います。

ビジネスへの時間の投資は、食うために働く以上のリターンを期待しても良いものです。

ビジネスを回して時間的な余裕が出来たら、自分の人生を活かすものへ時間を投資することができるようになります。この状態に至るまで、それなりに取り組む必要はあります。誰でも、簡単に、すぐに、なんて出来るわけがない。でも、取り組めば、続けていけば、誰でも一段上のステージに上がることはできます。難しいのは、続けることだけなのかもしれません。

それなら、捨てるべきものを捨てて、自分を軽くして、出来るだけ「続けることが出来る」自分の状態、コンディションを整えるということが、収入を上げ、人生全体を良くしていくために、とても有効なのかもしれません。

 

さて、それでは、サラリーマンが人生で捨てるべきもの、5つを整理しておきますね。

 

それは、

・プライド
・許可
・安定
・楽しくないこと
・しがらみ

です。

 

他にもあるかもしれません。もし、これはというものがあれば、思い切って捨ててください。

まず、人生を軽くすること、が自由に動ける自分を作るためには必要なことかもしれません。

私も、この体についた無駄な脂肪を、なんとかブートキャンプとかのように一時的に無理をするのではなく、日常生活を改善することで、少しずつ落として行っています。

大切な事は、過去に執着しない事です。過去には戻れないし、過去、どんな状態にあったとしても、これから作る未来には関係がありません。未来は、今、何をするかで変わっていきます。

どんな未来を過ごしたいのか、を具体的に考えて、それを実現するための行動を、今、現実に取り組むことが大切です。

【動画】これからの『人生』をどう生きるのか?考えるべきポイント

2020年3月17日 By 竹岡佳信

『これから、どう生きて行こうか?』真剣に考えたことはありますか?
会社を辞めたあと、会社の外の世界で、どんな風に生きるのか、を考えた時、明確なイメージが出来ないなんてことはありませんか?

実はそれって、情報が足りない、というところに原因があります。

これまで経験したことのない人生を歩み出そうという時、自分の過去の経験から、最善の道を選び出そうとしても、それは無理です。なぜなら、経験したことのないことは「わからない」から。

もし、あなたが人生を変えよう、と真剣に考えているのなら、考える前に、情報を集めることが大切です。

【動画】新型コロナウイルスの時代をどう生き抜くのか?

2020年3月15日 By 竹岡佳信

『新型コロナウイルス』の世界的なパンデミックを迎え、グローバルな規模での、人の往来が制限されるようになりました。人の動きがなくなるということは、即ち、経済の動きが縮小されていく、いうことに他なりません。

このような状況の中で、政府や会社は、生き残りをかけて国民や社員を守ろうとしてくれている。でも、一方で、各個人の人生がどうなるか、というレベルで責任を持ってくれているわけではない。当然に、成り立たなくなった事業を継続できるほどの余裕のある会社ばかりではない。
そんな時に、最後に頼れるのは「自分自身」しかありません。

全ては自分次第。

あなたは、この大きな変化の時代を、どう生き抜いていくのですか?

【動画】「上手くいかない」から抜け出す3つのポイント

2020年3月4日 By 竹岡佳信

『こんなに頑張っているのに、なぜ、思うような結果が得られないのだろう・・』
成果が出ないことに焦ってはいませんか?
そんな時、なぜ、上手くいかないのか?何が悪かったのか?を一生懸命追求しても、上手くいくようにはなりません。

上手くいかない状態から抜け出すための3つのポイント。それは、ゴールを明確に設定し、到達基準を明確にし、一つのことに集中して効果を分析する。この単純な3つのポイントが、最も大切なことでした。

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